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PP貼りって何?ラミネートを中心に3つの光沢加工をやさしく解説!

作成者: スバルグラフィック|2025.5.12

こんにちは!スバルグラフィック直販課のMIYUです🌷
突然ですが、皆さんは「光沢加工」って知ってますか?
本の表紙やパッケージがツヤっとしてたり、サラッとしてたり…
あの“紙の質感”、じつは 「光沢加工」 っていう仕上げがされてるんです!
今回は、その中でもよく見かける「PP貼り(ラミネート加工)」を中心に、代表的な光沢加工の種類や、それぞれの違いについてまとめてみました◎

光沢加工ってなに?

光沢加工とは、印刷物の表面にツヤや質感を出すための後加工のこと!

「見た目がきれいになる」だけじゃなくて、水やキズから守って長持ちさせたり、ちょっと高級感をプラスできたり、いろんなメリットがあるんです✨
本の表紙やパッケージなど、私たちの身の回りでも、実はたくさん使われているんですよ〜!

光沢加工って、どんな種類があるの?

代表的な光沢加工は、大きく分けてこの3つ!

🖌  光沢コート(コーティング)

透明なニスをローラーで塗って、うっすらツヤを出す加工。
コストも低めで、パンフやチラシによく使われています。
軽いツヤ感だけでOKならこれで十分なことも!

プレスコート(塗り+圧力)

透明樹脂を塗って、さらに熱と圧力をかけて鏡みたいなツヤを出す技術。
「これ、ツヤすごっ!」って思うような仕上がりに。
ちょっと紙が反りやすいことがあるけど、目立たせたいデザインにぴったり◎

🎞 ラミネート(PP貼り)

フィルムを熱でピタッと貼りつけて仕上げる方法。
耐久性や防水性がいちばん高くて、表面にしっかり感も出ます!

当社でできる「PP貼り」って?

スバルグラフィックで出来る加工は、3番目に紹介した PP貼り(ラミネート加工)。
ポリプロピレン(PP)という素材のフィルムを、紙の表面に貼る仕上げです!

🔥 PP貼りのしくみ:サーマルラミネート加工

「サーマル?なにそれ?」って思った方、大丈夫です◎

PP貼りは正式には「サーマルラミネート加工」って呼ばれていて、あらかじめ接着剤が塗ってあるフィルムを、熱と圧力で紙に貼りつける方法なんです。

このおかげで、印刷面にしっかり密着して、水にも強いし、長時間めくっても破れにくい! というメリットがあります。

 📏フィルムの厚みってどれくらい?

「フィルムってどれくらい分厚いの?」と思った方へ!

スバルグラフィックで使っているグロスPP・マットPPは、どちらも 27ミクロン(=0.027mm)。
めっちゃ薄いけど、紙に貼るとしっかり感が出るんですよ。
PP貼りの前後で比較するととコート110kgが135kgになったくらいの厚み増し。
◎印刷の風合いを壊さず、強度だけちゃんとプラスできるちょうどいい厚さなんです!

 🎨 フィルムの種類で、印象がガラッと変わる!

PPフィルムにも種類があって、仕上がりの印象がぜんぜん違うんです!

種類 特徴
グロスPP ツヤ感MAX!色が鮮やかに映える
マットPP サラサラしっとり、落ち着いた印象
ベルベットPP モフモフ高級感!思わず触りたくなる手ざわり

たとえば、写真をパキッと見せたいときはグロスPP、
ちょっと大人っぽくしたいならマットPP、
「おっ」と驚かせたいならベルベットPP、という感じ!

PP貼りの魅力は「見た目+保護力」

PP貼りのすごいところって、“見た目がキレイになる”だけじゃないんです。
なんといっても、「強さ」も手に入るのが魅力!

たとえば、ある実験では――

何も加工していない本の表紙は、72回折り曲げただけで破れちゃったのに、PP貼りした表紙は、なんと1万回以上曲げても破れなかった!

っていう結果があるそうで。ハードな使い方にもちゃんと耐えるんです!

さらに、1990年代にPP貼りされた本の表紙が、30年以上経った今でも美しさを保っているという事例もあります。

つまり、見た目の美しさと、モノとしての耐久性を両立できるのがPP貼り。おしゃれで長持ちって、最高の組み合わせだと思いませんか?💪✨

 PP貼りって、環境に悪いの…?
と思ってるあなたへ

実はわたしも、最初はちょっと不安だったんです。
「PPフィルムってプラスチックだし、地球にやさしくないんじゃないの?」って。でも、調べてみたら…意外とエコだった!

PP(ポリプロピレン)は、炭素と水素だけでできてる素材なので、燃やしてもダイオキシンなどの有害ガスは出ないんです。可燃ごみとして処理OKっていうのも、安心ポイント◎

それに、最近では🧴 接着剤も水性タイプが主流になってきていたり、♻ 加工済みの紙も板紙にリサイクルできたりと、環境への配慮がどんどん進んでいるそうです。

スバルグラフィックでも、なるべくエコな選択ができるように、素材や加工のご提案に気を配っています🌱

 加工で迷ったら、スバルグラフィックにご相談ください!

「この紙にどれが合うのかわからない…」
「コストも気になるけど、質感もこだわりたい!」
そんなときは、ぜひ私たちにおまかせを✨

  • 実際に見てさわれる本紙見本・サンプルあります!
  • 用途やご予算に応じて、ぴったりの加工をご提案◎
  • デザインから印刷・PP貼りまで、ぜんぶ社内で完結できるから安心&スムーズ!

印刷って、ただ「刷る」だけじゃない。
“仕上がりの印象”を決める大事な要素が、こういう加工なんです。

この記事が、「この加工にしてみようかな!」って新しいヒントになったらうれしいです◎

これからも、印刷のいろんな話題をお届けしていきますね〜!
スバルグラフィック直販課のMIYUでした🌷