こんにちは!スバルグラフィック直販課のMIYUです🌷
突然ですが、皆さんは「光沢加工」って知ってますか?
本の表紙やパッケージがツヤっとしてたり、サラッとしてたり…
あの“紙の質感”、じつは 「光沢加工」 っていう仕上げがされてるんです!
今回は、その中でもよく見かける「PP貼り(ラミネート加工)」を中心に、代表的な光沢加工の種類や、それぞれの違いについてまとめてみました◎
光沢加工とは、印刷物の表面にツヤや質感を出すための後加工のこと!
「見た目がきれいになる」だけじゃなくて、水やキズから守って長持ちさせたり、ちょっと高級感をプラスできたり、いろんなメリットがあるんです✨
本の表紙やパッケージなど、私たちの身の回りでも、実はたくさん使われているんですよ〜!
代表的な光沢加工は、大きく分けてこの3つ!
フィルムを熱でピタッと貼りつけて仕上げる方法。
耐久性や防水性がいちばん高くて、表面にしっかり感も出ます!
スバルグラフィックで出来る加工は、3番目に紹介した PP貼り(ラミネート加工)。
ポリプロピレン(PP)という素材のフィルムを、紙の表面に貼る仕上げです!
「サーマル?なにそれ?」って思った方、大丈夫です◎
PP貼りは正式には「サーマルラミネート加工」って呼ばれていて、あらかじめ接着剤が塗ってあるフィルムを、熱と圧力で紙に貼りつける方法なんです。
このおかげで、印刷面にしっかり密着して、水にも強いし、長時間めくっても破れにくい! というメリットがあります。
「フィルムってどれくらい分厚いの?」と思った方へ!
スバルグラフィックで使っているグロスPP・マットPPは、どちらも 27ミクロン(=0.027mm)。
めっちゃ薄いけど、紙に貼るとしっかり感が出るんですよ。
PP貼りの前後で比較するととコート110kgが135kgになったくらいの厚み増し。
◎印刷の風合いを壊さず、強度だけちゃんとプラスできるちょうどいい厚さなんです!
PPフィルムにも種類があって、仕上がりの印象がぜんぜん違うんです!
種類 | 特徴 |
グロスPP | ツヤ感MAX!色が鮮やかに映える |
マットPP | サラサラしっとり、落ち着いた印象 |
ベルベットPP | モフモフ高級感!思わず触りたくなる手ざわり |
たとえば、写真をパキッと見せたいときはグロスPP、
ちょっと大人っぽくしたいならマットPP、
「おっ」と驚かせたいならベルベットPP、という感じ!
PP貼りのすごいところって、“見た目がキレイになる”だけじゃないんです。
なんといっても、「強さ」も手に入るのが魅力!
たとえば、ある実験では――
何も加工していない本の表紙は、72回折り曲げただけで破れちゃったのに、PP貼りした表紙は、なんと1万回以上曲げても破れなかった!
っていう結果があるそうで。ハードな使い方にもちゃんと耐えるんです!
さらに、1990年代にPP貼りされた本の表紙が、30年以上経った今でも美しさを保っているという事例もあります。
つまり、見た目の美しさと、モノとしての耐久性を両立できるのがPP貼り。おしゃれで長持ちって、最高の組み合わせだと思いませんか?💪✨
実はわたしも、最初はちょっと不安だったんです。
「PPフィルムってプラスチックだし、地球にやさしくないんじゃないの?」って。でも、調べてみたら…意外とエコだった!
PP(ポリプロピレン)は、炭素と水素だけでできてる素材なので、燃やしてもダイオキシンなどの有害ガスは出ないんです。可燃ごみとして処理OKっていうのも、安心ポイント◎
それに、最近では🧴 接着剤も水性タイプが主流になってきていたり、♻ 加工済みの紙も板紙にリサイクルできたりと、環境への配慮がどんどん進んでいるそうです。
スバルグラフィックでも、なるべくエコな選択ができるように、素材や加工のご提案に気を配っています🌱
「この紙にどれが合うのかわからない…」
「コストも気になるけど、質感もこだわりたい!」
そんなときは、ぜひ私たちにおまかせを✨
印刷って、ただ「刷る」だけじゃない。
“仕上がりの印象”を決める大事な要素が、こういう加工なんです。
この記事が、「この加工にしてみようかな!」って新しいヒントになったらうれしいです◎
これからも、印刷のいろんな話題をお届けしていきますね〜!
スバルグラフィック直販課のMIYUでした🌷