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ブックカバー風の装丁で“特別感”を演出できるガンダレ製本。その基本構造や見た目の違い、活用例まで、初心者にもわかりやすくまとめました!

作成者: スバルグラフィック|2025.6.20

こんにちは!スバルグラフィック直販課のMIYUです🌸(入社2年目/24歳)

📣今週からスタートするのは、4週連続!
\\ ガンダレ表紙 特集シリーズ // 🎉
装丁や見た目にこだわる冊子づくりのなかでも、
「ちょっと特別感を出したい!」「差をつけたい!」
そんな時にぴったりな、ガンダレ表紙の魅力とノウハウをまるっと解説していきます✍️

🔷スタートとなる今回は、「ガンダレってよく聞くけど…実際どんな表紙なの?」という基本の“き”から!
✔ 見た目や構造の特徴
✔ 通常表紙との違い
✔ 活用シーンと仕上がり感
現場のリアル目線で、わかりやすくお届けします💪

“ガンダレ表紙”とは?まずは基本をチェック!

“ガンダレ”は、正式には「雁垂れ」と書きます。
表紙の端を本文より大きく設計して、小口側(本を開く側)に内側へ折り返すデザインのことを「ガンダレ表紙」と呼びます📘
この折り返しが、まるでブックカバーのように見えるのが大きな特徴✨
上品さや高級感がグッと増して、「特別な1冊」に仕上がります。

「小口折り」「フランス表紙」とも呼ばれる仕様です!

この表紙仕様は、呼び方がいくつかありますが、
基本の構造は同じです。

「ガンダレ表紙」・「小口折り」・「フランス表紙(フランス装)」
すべて「表紙を小口側に折り返す」加工で、印刷会社や業界によって呼び名が異なるだけ◎
ちなみに「フランス表紙」と呼ぶ場合は、前表紙・後表紙の両方に折り返しが付くこともあります。

通常の並製本と比べた、外観や質感の違い

通常の並製本では、表紙と本文はほぼ同じサイズで仕上げるのが一般的。見た目はシンプルでフラット、実用性重視のつくりです。
ガンダレ表紙は──
表紙をあえて本文より大きく設計し、
開く側(小口)で内側に折り込む加工を施します。
このひと手間が加わることで、仕上がりには次のような変化が…👇

 “奥行き”と“立体感”のある見た目に!
折り返しによって「層」が生まれるため、紙なのに“箱モノ”っぽい重厚さも演出できます。
デザインの演出幅が広がる🎨 
折り返し部分にもカラー・グラフィック・コピーを載せられるため、開いたときのサプライズ演出に◎
ブックカバーと見間違う存在感👀 
外観だけ見ると、「カバー付きのハードカバー?」と錯覚する方もいるほど!
冊子の第一印象で“おっ!”と目を引く、まさに装丁で差がつく仕様なんです◎

どんな仕上がりなの?保護性や演出効果をチェック

ガンダレ表紙は、見た目がオシャレなだけじゃなく、実用面でもメリットがたっぷり!

📚ブックカバー風の高級感
本文を包み込むように内側へ折り込まれた表紙が、ハードカバーにも似た“厚み”と“立体感”を演出!
とくに光沢紙や風合い紙と組み合わせると、高級誌・記念冊子のような品格が出ます。
🛡本文の保護性もバッチリ
折り返しが“フタ”のように機能し、本文の角や背を摩擦・汚れ・折れからガードします!
とくに展示会・郵送・長期保管用の冊子におすすめ!
🎨デザイン性もぐんとアップ!
折り返しの内側にロゴやブランドカラーを忍ばせると、開いた瞬間に「おおっ!」と驚きが。
ただの表紙とは一線を画す“仕掛けのある装丁”になります📖

まとめ:第1回のおさらい!

✔ ガンダレ表紙とは、表紙を内側に折り込む“カバー風の表紙”
✔ 「小口折り」「フランス表紙」とも呼ばれる同一仕様です
✔ 高級感・保護性・デザイン性の三拍子がそろった方法!
✔ 記念誌や作品集など、“印象に残る1冊”にぴったり◎

スバルグラフィックでは、仕様のご相談やサンプル制作も大歓迎📩
「ちょっと変わった表紙で目立たせたい!」
「こだわりの1冊をつくりたい!」
そんなときは、ぜひお気軽にご相談くださいね😊

🌟次回予告🌟

来週の第2回は…
ガンダレ表紙って、どうやって作るの?
実際の制作工程や、制作時に注意したいポイント、
おすすめ用紙の選び方などなど…現場のリアルをお届けします!
それでは、MIYUでした〜!また来週っ👋🌈