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第1回:ファインペーパーという世界【ヴァンヌーボという紙を、印刷で深く知るシリーズ】

作成者: スバルグラフィック|2026.5.25

こんにちは!スバルグラフィックのMIYUです🌷
デザインの打ち合わせで「紙の質感にもこだわりたい」というお話を伺う際、候補として必ずと言っていいほど名前が挙がるのが「ファインペーパー」です。今回の連載は【ヴァンヌーボという紙を、印刷で深く知る】シリーズ。私自身も日々現場で向き合い、その奥深さを学び続けているこの紙の正体について、皆様と一緒に丁寧に見つめ直していきたいと思います!

そもそも「ファインペーパー」ってどんな紙?

ファインペーパーとは、独特のテクスチャーや豊富な色数など、紙そのものが持つ素材感を表現の一部として活かすために設計された用紙の総称です。1899年創業の紙専門商社である竹尾さんが、その開発や普及を長年リードしてきました。
私たちが普段よく目にするコート紙などは「一般紙」と呼ばれ、効率よく大量に刷ることを目指して作られています。それに対し、ファインペーパーは「特殊印刷用紙」というグループに属します。
商社さんによっては「ファンシーペーパー」って呼ばれることもあるんですが、どちらも紙そのものを大切にしているっていう共通の価値を持っています✨
ただ、素材や製法にしっかりこだわって作られているぶん、一般的な紙と比べると、どうしても少しお値段は高めなんですよね🌀
それでもずっと選ばれ続けているのは、「これじゃないと出せない雰囲気」や「代わりがきかない魅力」がちゃんとあるからなんじゃないかな〜っ思っています😊


ファインペーパーが選ばれる理由

なぜ、あえてファインペーパーが選ばれるのでしょうか?🤔
まず大きいのが、指先から伝わる質感です‼️
例えば、非塗工で素朴な質感を持つ「アラベール」などは、手にした瞬間に伝わる温かみが最大の特徴です。こうした手触りは、受け取る方の心理にも影響を与えます🤝
しっかりとした厚みや独特のテクスチャーは、作り手の「誠実さ」や「こだわりの姿勢」を直感的に伝えてくれるのです。視覚だけでなく触覚を通じて信頼感を育みたい場面で、欠かせない存在になっています!

ヴァンヌーボが象徴する“風合いと印刷の両立”

個性豊かなファインペーパーの中でも、代表する存在として愛され続けているのが「ヴァンヌーボ」です。
かつては「紙の質感を大事にすると、インクが染み込んで発色が沈んでしまう」という課題がありました。そこにフランス語で「新しい風(Vent Nouveau)」を意味するヴァンヌーボが登場し、新しい可能性をもたらしたのです🍃
紙本来の豊かな風合いを大切にしながら、写真やイラストもしっかり美しく表現できる――。そんなヴァンヌーボは、「こんな印象にしたい!」という理想を形にしてくれる、心強い存在なんです📘✨

ヴァンヌーボは、実は「ラフ・グロス®」というカテゴリーに属しています。
次回はこの不思議な仕組みについて、深く紐解いていきたいと思います📝


🗒 MIYUのひとこと 
「紙そのものが表現になるんだなぁ」っていうのをすごく実感したのがヴァンヌーボでした📘✨
紙を変えるだけで、写真やデザインの見え方ってこんなに変わるんだ…!って、最初はかなり驚いたんですよね。
今でも使うたびに、「やっぱりこの紙いいな〜」って思わされる、不思議な魅力があります😊