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束見本プルーフは、並製本(EVA・PUR)や中綴じにも対応!本番用紙・表紙加工・後加工を組み合わせ、限りなくリアルな完成見本を作成します。

作成者: スバルグラフィック|2025.5.2

こんにちは!スバルグラフィック直販課のMIYUです🌸
現在、スバルグラフィックでは4種類の色校正サービスについてシリーズでご紹介中。
今回は第4回、束見本プルーフについてわかりやすく解説していきます!
\ 前回の記事はこちら! /

束見本プルーフとは?

「束見本プルーフ」とは、本番と同じ用紙に印刷し、予定されている製本加工まで施したサンプルのこと。
厚み・重さ・開き具合・背幅まで、仕上がりの“リアルな姿”を事前に確認できる、超実践型の色校正です📘

ページ数の多い冊子やカタログなど、「イメージが湧きにくいな…」というとき、
束見本があるだけでクライアントとの打ち合わせもスムーズになります◎

束見本プルーフのここがすごいんです!

本番用紙+リアル製本で完成形に限りなく近い!

スバルグラフィックでは、Heidelberg製「Versafire LP」というトナーベースの高精細デジタル印刷機を使って束見本を作成。
用紙・印刷・製本を本番同様に近づけることで、まるごと一冊の完成イメージをしっかり再現できます。

当日仕上げ・当日納品にも対応可能!

  • 中綴じ(ホチキス綴じ)
  • 並製本(いわゆる無線綴じ)
EVA糊・PUR糊のどちらでも対応可能!

並製本の仕様をEVAタイプ/PURタイプで比較して検討できるのは、スバルグラフィックならではの強みです📚

多彩な光沢・表面加工や後加工に対応!

  • カッティング(型抜き加工)
  • スジ押し(折り加工用の凹凸)
  • 穴あけ(ファイリング・綴じ用の穴加工)

さらに表紙の仕上がりを高めるため、以下の表面加工にも対応しています

  • グロスPP(ツヤあり)
  • マットPP(ツヤ消し)
  • ベルベットPP(しっとり質感)

デジタル加飾もOK!

  • スポットUVニス(部分的に厚く盛れるニスコート)
  • デジタル箔押し(型不要の箔加飾)
色調確認+製本+加飾まで一括で再現できるのが、束見本プルーフ最大の魅力!
 

束見本プルーフの作成フロー

  1. ご相談・ヒアリング
    → サイズ・ページ数・用紙・製本方法などの仕様を確認
  2. データチェック&調整
    → 面付け・背幅計算など、束見本向けに最適化
  3. 出力・製本作業
    → 本番用紙に印刷し、指定の製本・加工を施します
  4. 完成・納品
    → 実際に手に取って、厚み・重み・開き具合をチェック📖

色校正だけでは伝えきれないことも、束見本プルーフなら全部わかる

色校正

→ 色調やデザインの確認がメイン

束見本プルーフ

→ 色調+物理的な製本や表面加工も確認可能!

たとえば…
  • 「想像より紙が重かった…」
  • 「背幅が思ったより分厚い!」
  • 「中綴じだとページが開きっぱなしになる…」
このような“あとで気づいて後悔”を、事前に防ぐことができるのが束見本プルーフの価値なんです!

束見本プルーフのよくあるご質問Q&A

  1. 束見本だけでも依頼できますか?
    → はい、もちろん可能です。色校正とのセットでなくてもOK!
  2. 束見本を見てから仕様を変更できますか?
    → はい、可能です!「表紙の紙を変えたい」「製本方法を変えたい」といった調整も柔軟に対応しています。
  3. 製本方法や表面加工を比較したいのですが?
    → 並製本(EVA/PUR)・中綴じなど、複数パターンの束見本を作成して比較できます!📖

失敗しないためのポイント(スペック編)

📝 用紙選びは慎重に!

→ 用紙の厚さ・質感によって仕上がりの重みや雰囲気は大きく変わります。
上質紙/マット紙/コート紙など、用途や印象に合わせて最適な選定が必要です。

📝 背幅の設定は“用紙の厚み×ページ数”をもとに!

→ 並製本(無線綴じ)では、背幅の設計ミスが仕上がりに直結します。
使用する紙の厚みを反映した正確な計算が重要です。

📝 製本形式を先に決めよう!

→ 中綴じ/並製本(EVA糊・PUR糊)など、製本方法によって冊子の開きや用途が変わります。特性を理解したうえで選びましょう。

📝 カバーや帯など“付物”の有無も確認を!

→表紙に巻くカバーや帯、見返しなどがある場合は、その仕様も事前に設計しておきましょう。

📝 表面光沢加工の有無もスペックに含めて!

→グロスPP/マットPP/ベルベットPPなどの表面加工や、箔押し・厚盛ニスなどの加飾は、最終的な見栄えや質感に大きく関わります。
どこまでの仕上げを行うか、あらかじめ仕様として決めておくのが安心です。

こんなとき、束見本プルーフが超役立ち!

ページ数が多い冊子や、完成形をクライアントに見せたい場面に最適!

  • 📚 新製品カタログの制作
  • 📚 社内規程集・業務マニュアルの印刷前チェック
  • 📚 展示会用ブックサンプルの事前確認
  • 📚 会社案内・学校案内のリニューアル時のプレ検討

他の校正方法との違い

校正方法 特 徴
本機校正 本番と同じ機械・紙・インクで出力。再現性No.1
本紙インクジェット 本番紙にインクジェット出力。用紙の風合いも確認可能
専用紙インクジェット 専用紙に出力。低コスト&スピード重視
束見本プルーフ 本番用紙+製本+加工で“完成形”をリアルに再現できる

👉 詳しくはこちら:色校正ってどう選ぶ?4つの方法を比較!

束見本プルーフまとめ

「束見本プルーフは、色調+厚み・重み・仕上がり感までトータルで確認できる“完成形を事前に見せられる”色校正です。

印刷からポストプレスまで一貫対応するスバルグラフィックなら、
「これって実際どうなるの?」に、リアルな1冊でお応えできます!

「この案件、束見本プルーフあったほうがいいかな…?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください😊
ではでは、MIYUでした〜!またねっ👋🌈