束見本プルーフで“完成形”を先取り!本紙+製本+加飾でリアルに確認できる色校正
こんにちは!スバルグラフィック直販課のMIYUです🌸
現在、スバルグラフィックでは4種類の色校正サービスについてシリーズでご紹介中。
今回は第4回、束見本プルーフについてわかりやすく解説していきます!
\ 前回の記事はこちら! /
束見本プルーフとは?
「束見本プルーフ」とは、本番と同じ用紙に印刷し、予定されている製本加工まで施したサンプルのこと。
厚み・重さ・開き具合・背幅まで、仕上がりの“リアルな姿”を事前に確認できる、超実践型の色校正です📘
ページ数の多い冊子やカタログなど、「イメージが湧きにくいな…」というとき、
束見本があるだけでクライアントとの打ち合わせもスムーズになります◎
束見本プルーフのここがすごいんです!
本番用紙+リアル製本で完成形に限りなく近い!
スバルグラフィックでは、Heidelberg製「Versafire LP」というトナーベースの高精細デジタル印刷機を使って束見本を作成。
用紙・印刷・製本を本番同様に近づけることで、まるごと一冊の完成イメージをしっかり再現できます。
当日仕上げ・当日納品にも対応可能!
- 中綴じ(ホチキス綴じ)
- 並製本(いわゆる無線綴じ)
EVA糊・PUR糊のどちらでも対応可能!
並製本の仕様をEVAタイプ/PURタイプで比較して検討できるのは、スバルグラフィックならではの強みです📚
多彩な光沢・表面加工や後加工に対応!
- カッティング(型抜き加工)
- スジ押し(折り加工用の凹凸)
- 穴あけ(ファイリング・綴じ用の穴加工)
さらに表紙の仕上がりを高めるため、以下の表面加工にも対応しています
- グロスPP(ツヤあり)
- マットPP(ツヤ消し)
- ベルベットPP(しっとり質感)
デジタル加飾もOK!
- スポットUVニス(部分的に厚く盛れるニスコート)
- デジタル箔押し(型不要の箔加飾)

束見本プルーフの作成フロー
- ご相談・ヒアリング
→ サイズ・ページ数・用紙・製本方法などの仕様を確認 - データチェック&調整
→ 面付け・背幅計算など、束見本向けに最適化 - 出力・製本作業
→ 本番用紙に印刷し、指定の製本・加工を施します - 完成・納品
→ 実際に手に取って、厚み・重み・開き具合をチェック📖
色校正だけでは伝えきれないことも、束見本プルーフなら全部わかる
色校正
→ 色調やデザインの確認がメイン
束見本プルーフ
→ 色調+物理的な製本や表面加工も確認可能!
- 「想像より紙が重かった…」
- 「背幅が思ったより分厚い!」
- 「中綴じだとページが開きっぱなしになる…」

束見本プルーフのよくあるご質問Q&A
- 束見本だけでも依頼できますか?
→ はい、もちろん可能です。色校正とのセットでなくてもOK! - 束見本を見てから仕様を変更できますか?
→ はい、可能です!「表紙の紙を変えたい」「製本方法を変えたい」といった調整も柔軟に対応しています。 - 製本方法や表面加工を比較したいのですが?
→ 並製本(EVA/PUR)・中綴じなど、複数パターンの束見本を作成して比較できます!📖
失敗しないためのポイント(スペック編)
📝 用紙選びは慎重に!
→ 用紙の厚さ・質感によって仕上がりの重みや雰囲気は大きく変わります。
上質紙/マット紙/コート紙など、用途や印象に合わせて最適な選定が必要です。
📝 背幅の設定は“用紙の厚み×ページ数”をもとに!
→ 並製本(無線綴じ)では、背幅の設計ミスが仕上がりに直結します。
使用する紙の厚みを反映した正確な計算が重要です。
📝 製本形式を先に決めよう!
→ 中綴じ/並製本(EVA糊・PUR糊)など、製本方法によって冊子の開きや用途が変わります。特性を理解したうえで選びましょう。
📝 カバーや帯など“付物”の有無も確認を!
→表紙に巻くカバーや帯、見返しなどがある場合は、その仕様も事前に設計しておきましょう。
📝 表面光沢加工の有無もスペックに含めて!
→グロスPP/マットPP/ベルベットPPなどの表面加工や、箔押し・厚盛ニスなどの加飾は、最終的な見栄えや質感に大きく関わります。
どこまでの仕上げを行うか、あらかじめ仕様として決めておくのが安心です。
こんなとき、束見本プルーフが超役立ち!
ページ数が多い冊子や、完成形をクライアントに見せたい場面に最適!
- 📚 新製品カタログの制作
- 📚 社内規程集・業務マニュアルの印刷前チェック
- 📚 展示会用ブックサンプルの事前確認
- 📚 会社案内・学校案内のリニューアル時のプレ検討
他の校正方法との違い
校正方法 | 特 徴 |
本機校正 | 本番と同じ機械・紙・インクで出力。再現性No.1 |
本紙インクジェット | 本番紙にインクジェット出力。用紙の風合いも確認可能 |
専用紙インクジェット | 専用紙に出力。低コスト&スピード重視 |
束見本プルーフ | 本番用紙+製本+加工で“完成形”をリアルに再現できる |
👉 詳しくはこちら:色校正ってどう選ぶ?4つの方法を比較!
束見本プルーフまとめ
「束見本プルーフは、色調+厚み・重み・仕上がり感までトータルで確認できる“完成形を事前に見せられる”色校正です。
印刷からポストプレスまで一貫対応するスバルグラフィックなら、
「これって実際どうなるの?」に、リアルな1冊でお応えできます!
「この案件、束見本プルーフあったほうがいいかな…?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください😊
ではでは、MIYUでした〜!またねっ👋🌈