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ユポって実はエコなの!?気になるお値段と「高いワケ」を解説!

こんにちは!スバルグラフィックのMIYUです🌸(入社2年目/24歳)
前回のブログでは「ユポって何者?」という基本を紹介しました!
第1回:ユポってどんな紙?水に濡れても破れない不思議な魅力に迫る!

今回はよく聞かれるコレ👇
「ユポって高いよね?😓」
「予算オーバーしそうで怖くて提案できない…」
というお悩みにお答えします!
確かに、ユポは一般的なコート紙や上質紙に比べると単価が高めです。でも…
高いには、ちゃんと理由がある!
しかも、実はエコ素材って知ってました?🌍✨
今回は、ユポが高い理由とその価格に見合う魅力についてわたしが解説します💡

ユポが高い理由①|製造工程がとにかくスゴい!

ユポはただのプラスチックシートではありません!
ポリプロピレン+無機充填材をもとに、独自の多層構造と延伸技術でつくられる、超高精度な合成紙なんです📘✨

  • ポリプロピレン+無機充填材でできてる!
    ユポの主原料は、ポリプロピレン樹脂に無機充填材と添加剤を加えたもの。
    これを溶かしてフィルム状にし、さらに二軸延伸(縦+横)によって成膜します。
    この延伸の際に生じるのが、ミクロボイド(微細な空孔)。
    このボイドによって光が乱反射し、高い白色度・不透明性・筆記性など「紙らしさ」を実現しているんです!

  •  多層構造で「紙らしさ」と高機能を両立!
    ユポは内部構造もすごくて、基層+両面の紙状層からなる多層構造になっています。
    基層:縦・横の両方向に延伸され、主に強度や剛性を担当
    表面層(紙状層):横方向のみに延伸され、白色度・筆記性・印刷適性などの紙的性質を付与

    この構造によって…
    ✨ 軽くて持ち運びやすい(ミクロボイドによる比重低下)
    ✨ 紙のような質感と見た目なのに、破れにくく丈夫
    といった、高度な機能が実現できるんです!

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  • 独自技術だからこそ、コストがかかる!
    このユポの製造方法は、ユポ・コーポレーションの独自技術で、
    日本や欧米各国でも多数の特許が取得済みなんです✨
    つまり、ユポの「紙みたいな見た目」と「フィルムの強さ」、そして「印刷適性や耐久性の高さ」は、
    この手の込んだ多層構造&延伸技術の賜物。
    だからこそ、どうしてもコストは高めになっちゃうんですね💰💦
    でも、それだけの価値がある!というのが、わたしの実感です📘✨

ユポが高い理由②|めちゃくちゃ長持ち&高機能!

価格だけ見ちゃうと「高っ!」ってなるけど、実はユポ、コスパ最強説もあるんです💪
具体的にどのくらい高いの?
たとえば、同じ紙厚(0.13mm)で比較すると、

一般的なコート紙(四六判135kg) の価格を 1.0
ユポFGS(四六判#130 / 86kg) の価格はなんと 約4.5倍!

…と、約4.5倍も価格が高いんです!
でも、この価格差に見合うだけの、ライフサイクル(長持ち)と機能性がユポにはあります。普通のコート紙と比べて、その付加価値は本当にすごいんです!

🔹水にも破れにも超強い!
ユポは水に濡れてもふやけないし、破れにも強い! 屋外や過酷な環境下でも使えるから、貼り替え頻度が少なくて済む=長期的には経済的なんです。
たとえば…

  • 選挙ポスター(雨でも安心)
  • トイレや工場の掲示物(湿気に強い)
  • 野外イベントのPOPやサイン(風にも◎)

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実はエコ素材って知ってた?🌍

「プラスチックが原料だと、環境に悪そう…」って思われがちですが、
実はユポ紙は、環境への配慮もきちんとされている素材なんです!

  • 有害物質フリーで安心!🚫
    ユポの製造工程では、
    重金属・アスベスト・フロン・ホルムアルデヒドなど、有害な物質は一切使用されていません!
    人体や環境に影響のある成分を使わないという点で、すごく安心ですよね💡

  • リサイクルにもちゃんと対応!♻️
    使い終わったユポ紙は、ただ燃えるゴミに出すだけじゃないんです!
    RPF(再生固形燃料)として、石炭などの代替エネルギーに活用。
    マテリアルリサイクルとして再製品化(例:プラスチック製品の原料)
    つまり、ちゃんと分別すれば“資源”として循環させることができる素材なんです✨

  • 「ユポグリーン」でCO₂削減にも貢献!🌱
    さらにすごいのが、ユポ・コーポレーションさんの開発した「ユポグリーン」という製品!
    これはなんと、原料の一部に植物由来のバイオマス樹脂(例:サトウキビ)を使っていて、カーボンニュートラル(燃やしてもCO₂実質ゼロ)な考え方に基づいてるんです🌿
    環境負荷を減らしながら、印刷物としての性能も維持できる。
    まさに次世代のエコ素材ですね!

     

🖨 スバルグラフィックは「ユポ×UV印刷」でさらにエコ対応!
UV印刷はインキがすぐ硬化するので、乾燥工程が不要=エネルギー消費が少ない&VOC(揮発性有機化合物)の排出も抑えられるという利点があります。
「環境にやさしい印刷をしたい」
そんなお客様のご要望にも、ちゃんと応えられる体制なんですよ〜📘✨

まとめ|ユポ高いけど納得な紙代わり!

ユポは確かに、一般的な紙に比べると価格が高めです。
でも、今回ご紹介したようにその理由ははっきりしています!
「高いから無理…」ってあきらめる前に、その価格の理由と価値をちゃんと伝えることで、お客さまも納得して採用してくれるケース、多いですよ!

次回予告

次回は、ちょっとクセモノな「ユポ印刷」について!
「インクが乗らない…」なんて失敗を防ぐための、印刷時の注意点&コツをご紹介します✨
お楽しみに〜!